イタリア国債が急落、トリア財務相は予算案変更の意向見せず

  • 政府は金融市場の反応について限界を試している-ノルデア銀
  • 現在の利回りは「容認できない」、縮小するとトリア財務相

9日の欧州債市場でイタリア国債は4営業日続落。トリア財務相が発言したが、予算を巡る市場の懸念は鎮まらなかった。

  10年債のドイツ債に対するスプレッドは2013年4月以来の水準に向けて拡大した。トリア財務相は現在のスプレッドを「容認できない」と述べたものの、政府が予算についてより明瞭に説明すれば縮小するだろうと発言。イタリア国債の利回り上昇は不透明感が理由で、ファンダメンタルズによるものではないと論じた。

  しかし投資家は、赤字水準に対する欧州連合(EU)の批判や格下げの可能性を懸念している。ヤン・フォンヘリッヒ氏らノルデア銀行のストラテジストは、「イタリア政府が金融市場の反応に関してどこまで許されるかの限界を試していることは明らか」だと述べた。

  10年債利回りは一時14ベーシスポイント(bp)上昇の3.71%と、2014年2月以来の高水準に達した。ドイツ債とのスプレッドは314bpに広がった。

 

原題:Italy’s Bonds Tumble as Tria Offers No Sign of Change to Budget(抜粋)

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