原油100ドル到達は容易、来年の世界成長にリスク-BofAメリル

  • ドル高が進めば原油輸入国の痛みはさらに強まる恐れ
  • 原油上昇は避けられず、100ドルは容易に手が届くーエコノミスト

原油価格が1バレル=100ドルを超えれば、2019年の世界経済成長率は0.2%ポイント押し下げられる可能性があるとバンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチが指摘した。ただ、ドル相場に大きく左右されるという。

  同行はリポートで、価格上振れのリスクとして対イラン制裁やシェールを巡る障害、ベネズエラの混乱、需要増加を挙げた。原油値上がりはユーロ圏や英国、日本の成長を鈍らせるが、米国やオーストラリア、ブラジルのエネルギー増産で世界経済への打撃は和らげられると同行は分析している。

  その上でイーサン・ハリス、アディトヤ・バビ両氏ら同行のエコノミストは、ドルの動向が鍵を握っていると指摘。ドル高が進めば原油輸入国はさらに苦しみ、生産国は恩恵を受けて「二極化がさらに進む」だろうが、ドル安なら全体を「ならす役割を果たす」とみている。
         
  同エコノミストらは「原油価格の上昇は避けられないようであり、われわれの見方ではバレル当たり100ドルは容易に手が届く」と説明。「貿易戦争や欧州の『離脱イベント』リスクとともに、オイルショックを来年にかけての懸念事項のトップ3に入れるつもりだ」と述べた。9日のブレント原油先物は一時84.35ドルと、年初から25%余り上昇。BofAメリルは9月下旬、来年6月末までに95ドルの高値を付けるとの予想を示していた。

原題:Global Growth at Risk From $100 Oil Next Year, BofAML Says(抜粋)

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