きょうの国内市況(10月9日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続落、米金利上昇や米中通商懸念-電機など輸出や素材安い

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  東京株式相場は4営業日続落。米国で長期金利が上昇したことや米中通商問題の再燃から景気や企業業績の先行きが懸念され、電機や自動車など輸出関連、化学やガラス・土石などの素材が下落。半導体関連や設備投資関連の下げも目立った。

  TOPIXの終値は前営業日比31.53ポイント(1.8%)安の1761.12、日経平均株価は314円33銭(1.3%)安の2万3469円39銭。両指数とも下落率は8月13日以来の大きさ。

  三菱UFJ国際投信・戦略運用部の石金淳チーフストラテジストは「米金利の上昇がマーケットの想定より大きい」と指摘した上で、「このペースで金利が上がり続けると実体経済や好調な企業業績を将来圧迫する。市場がそれを先読みして想定以上に株価が調整する懸念がある」と述べた。

  東京証券取引所でこの日、現物売買システムの一部に不具合が発生した。野村証券の佐藤雅彦エクイティ・マーケットアナリストは「システムダウンではなく、一部の不具合。システム売買には影響が出ていないもようとあって、株式市場全体はそれほど大きな影響なく済んでいる」と語った。ただ、「投資家はシステム障害による流動性低下を嫌う。午前はそれに乗じて投機筋による仕掛け的な先物売りも出たようで、日経平均で100円ほど影響した可能性がある」とみていた。

  東証33業種では電機や輸送用機器、鉱業、ガラス・土石製品、精密機器、機械が下落率上位、不動産のみ上昇。

  東証1部売買高は15億6850万株、売買代金は3兆380億円。値上がり銘柄数は247、値下がりは1823だった。

●債券は下落、米金利の先高警戒感で売り圧力ー長期金利は0.155%

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  債券相場は下落。長期金利は0.155%と先週付けた約2年8カ月ぶりの高水準に並んだ。米国の10年国債利回りが約7年ぶりの高水準を付けていることを背景に売り圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の352回債利回りは、日本相互証券が公表した前営業日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.15%で取引を開始。午後には0.155%に上昇し、4日に付けた2016年1月以来の水準に並んだ。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「米長期金利はどこまで上がるか試すような動きになりやすく、3.3%を目指す展開になれば、円債も一段と売られる可能性がある」と指摘。ただ、「10年債利回りが0.2%に向けて上昇する局面では、日本銀行が指し値オペを実施する可能性が意識されるため、上昇スピードは緩やかになる」とみる。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前営業日比5銭安の150円04銭で取引を開始。米長期金利がアジアの時間外取引で再び上昇基調を強めると売りが優勢となり、一時は150円00銭まで下落し、結局は8銭安の150円01銭で引けた。

●ドル・円は小幅下落、米中摩擦警戒でリスク回避ー113円前後

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  東京外国為替市場でドル・円相場は小幅に下落。来週の米為替報告書の公表を控えて、米中摩擦への警戒感が強まり、リスク回避の円買いが優勢となった。もっとも中国株・人民元が小反発したことに伴い、ドル・円の下げ幅は限定的だった。

  午後3時23分現在のドル・円相場は前日比0.1%安の1ドル=113円16銭。早朝に付けた113円24銭から一時112円93銭まで下落。その後、中国株・人民元の反発につれて113円台に戻した。

  クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長は、「ドル・円は当面、調整が続くと思う。来週の米為替報告書公表を控えて、米国から中国に対して厳しい内容への警戒感がある」と説明。ただ、「中国上海株・人民元が持ち直していることがドル・円のサポート要因。どんどん下値を攻めていく感じではない」と語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%安の1ユーロ=1.1479ドル。前日に一時1.1460ドルと8月20日以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。

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