恐怖指数VIX、3営業日で最大58%上昇-目先の株式相場の波乱示唆

  • VIXは8日に一時18.38に上昇、6月28日以来の高水準
  • 季節性やコロンブスデーの祝日による薄商いも急上昇の一因か

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)が沸いている。

  「恐怖指数」と呼ばれるVIXは夏の大部分の間15未満で推移したが、8日に一時18.38に急伸し、6月28日以来の高水準に達した。過去3営業日では最大58%の大幅上昇を演じ、過去2営業日に先物のカーブが逆転。目先の株式相場の波乱が見込まれていることを浮き彫りにしており、ストラテジストは次の展開を予想している。

  キャンター・フィッツジェラルドのチーフ市場ストラテジスト、ピーター・チェッキーニ氏は、8日に約2862ー2888のレンジで推移したS&P500種株価指数について、2865前後に下値支持線があるものの目先の安値を予想するのは時期尚早だと述べ、少なくとも大型株については「ボラティリティーがもう少し待ち構えていると予想する」と語った。

  シェイファーズ・インベストメント・リサーチのトッド・サラモン氏によると、VIXが18.66を超える動きが鍵を握るという。これは2018年の終値ベースの高値の半分に当たり、その水準に達すればボラティリティーが向こう数週間に一段と上昇することを示す可能性があるとリポートで指摘した。同指数は株式相場が8日の終盤に持ち直したことから、16を下回る水準に戻した。今の強気相場では、VIXは平均で18をやや下回る水準で推移してきた。

  季節性も作用し始めている可能性がある。VIXは夏の間は低水準にとどまり、9月から11月にかけてピークに達するケースが多い。また、8日はコロンブスデーの祝日だったこともあり、VIXが18を上回ったことにどれほど大きな意味があるかを見極めるのはもうしばらく時間が必要なようだ。エバコアISIのテクニカル分析責任者、リッチ・ロス氏は「VIXが過去半年間の高値圏にある中、祝日で債券市場は休場で、商いが薄い中でパニック売りを行うことは通常、強い動きではない。だから私ならしない」と語った。

原題:Fear Gauge’s 58% Surge Leaves Stock Strategists Asking What Next(抜粋)

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