【米国株・国債・商品】S&P500が下げ縮小、ハイテク軟調続く

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  • 公益や消費関連株に押し目買い、米中貿易摩擦悪化の懸念は重し
  • VIX指数、一時6月以来の高水準付ける場面も
The New York Stock Exchange (NYSE) is reflected in a mirror in New York, U.S., on Friday, June 17, 2016. U.S. stocks retreated, resuming a drop that has sent them lower in six of the last seven days, amid selling in health-care and technology shares that have been the market's weakest all year. Photographer: Bloomberg/Bloomberg
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

米国株は日中の下げ幅を大きく縮小。ここ数日で株価が下落していた公益や消費関連銘柄に押し目買いが入った一方、米中貿易摩擦がまた悪化するとの懸念でテクノロジー株は軟調が続いた。

  • 米国株はナスダック総合が0.7%安、S&P500は大幅に下げ幅縮小
  • 米国債は休場、コロンブスデーの祝日で
  • NY原油は小幅安、イラン制裁に伴う供給不安は和らぐ
  • NY金は反落、1.4%安-ドル高と米国債利回り上昇で

  S&P500種株価指数は大きく下げた後、下げ幅を縮小した。ナスダック100指数は3営業日続落、8月1日以来の安値となった。CBOEボラティリティー指数(VIX)は日中ベースで6月以来の高水準となる場面があり、ボラティリティーの再燃が示された。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%未満下げて2884.43。ナスダック総合指数は0.7%安。ダウ工業株30種平均は39.73ドル(0.2%)上げて 26486.78ドル。この日はコロンブスデーの祝日で米国債市場は休場だった。

  原油先物相場は小幅安。イランからの供給途絶が、恐れていたほど深刻にはならないとの見方が広がった。トランプ政権による制裁が来月再開されるのを控え、米政府はイラン産原油輸入国と交渉に入っているとの関係者情報が週末に伝わった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は5セント(0.1%未満)安の1バレル=74.29ドルで引けた。ロンドンICEの北海ブレント12月限は24セント下げて83.91ドル。

  金先物は反落。ドル高と先週の大幅な米国債利回り上昇が材料視され、8月中旬以降で最大の下げとなった。ブルームバーグのドル指数は日中、0.3%高となる場面があった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.4%安の1オンス=1188.60ドルで終了。

  BNYインベストメント・マネジメントのチーフストラテジスト、アリシア・レビーン氏は「中国と米国は対立に向かっている。実際の影響よりも、波及的な影響の方を私は懸念している。本日見られたことだが、人民元が下げたのはその結果の一つで、貿易面の対立が続けば元は一段安となり、それが世界経済に多くの問題を生むだろう」と語った。

原題:U.S. Stocks Reverse Losses as Tech Gets Beat Up: Markets Wrap(抜粋)
Crude Touches One-Week Low as Iranian Shortage Fears Are Eased
PRECIOUS: Gold Drops on Strong Dollar, Rising U.S. Bond Yields

(第6段落を追加し、更新します.)
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