ゴールドマン、急拡大した「マーカス」の融資目標引き下げ-関係者

  • オンライン融資プラットフォームの19年目標引き下げ
  • ゴールドマンはマーカスを収入拡大計画の柱と位置付けてきた

ゴールドマン・サックス・グループは急成長しているオンライン融資プラットフォーム「マーカス」にブレーキをかける考えだ。同行は消費者向け貸出市場を事業成長の重要分野と位置付けているが、より慎重な見方に傾いている。

  ゴールドマンの計画について知る複数の関係者によれば、マーカスは来年のローンオリジネーション目標を引き下げた。クレジットサイクルの段階と市場データの変化への懸念を反映しているという。関係者は情報が公でないことを理由に匿名を条件に語った。

デービッド・ソロモンCEO

フォトグラファー:Dania Maxwell / Bloomberg

  デービッド・ソロモン新最高経営責任者(CEO)らゴールドマン幹部はマーカスについて、向こう数年の収入拡大計画の柱としてきた。同部門は急速に伸び、融資額は2年足らずで40億ドル(約4530億円)を超えた。アナリストや投資家からは、債務返済に支障を来す利用者が増えるような下降局面に入った場合のポートフォリオへの影響に疑問を示す声が上がっていた。

  ゴールドマンは伝統的に、投資銀行やトレーディング事業を通じて大手の企業や投資家を主な顧客としてきた。マーカスはそうした路線に当てはまらない事業だ。

マーカスのローンオリジネーション

ゴールドマン発表資料より

  関係者によると、2019年計画の目標引き下げは現在の消費者向け融資の市場環境に基づいており、なお変更される可能性もある。関係者は具体的な数値は示さなかった。ゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。

  米失業率は約半世紀ぶりの低水準となったが、金利が上昇する中、消費者信用での損失が増える可能性に一部の銀行は懸念を示している。

原題:Goldman Is Said to Reduce Marcus Lending Goal on Credit Caution(抜粋)

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