ドイツ銀に「いけにえ」にされたと元トレーダー主張-LIBOR訴訟

  • ドイツ銀が広範な処分を避けるために罪を着せたと被告らは主張
  • その可能性について陪審が検証できるようにすべきだと地裁判事

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作を巡り米国で起訴された元トレーダーらの弁護士は、さまざまな不祥事で捜査や調査の対象となっているドイツ銀行が、広範な処分を受ける事態を避けるため、自行の2人のトレーダーをスケープゴート(いけにえ)にしたと主張した。

  LIBOR操作のために共謀したとして刑事責任を問われたマシュー・コノリー被告とガビン・ブラック被告の弁護士らは、ロシアの新興財閥のためのマネーロンダリング(資金洗浄)は言うに及ばず、モーゲージ債や金利指標、貴金属の操作に絡むドイツ銀の捜査および調査が米当局によってこれまで行われており、LIBOR操作の責任を2人の被告に不当に負わせる目的で同行が検察に協力したと訴えた。

  ブラック被告の代理人であるセス・ルビーン弁護士は今週、マンハッタンのニューヨーク南部地区連邦地裁のコリーン・マクマホン判事に対し、「彼らが関わっている捜査は、この件だけではない。彼らと米司法省との現時点での関係の性質は多くの問題を含むと私は考える」と述べた。

  この主張が共謀罪と詐欺罪に問われた2人の無実の立証に役立つかは分からないが、マクマホン判事は1日、陪審の入廷に先立ち、「大きな論点だ」とした上で、「これらの被告が罪を着せられた」可能性、「非常に多くの悪事を働いた結果として、協力と償いが必要な法人にとって、本当の意味で彼らがスケープゴートである」可能性について、陪審が検証できるようにすべきだと語った。

  ドイツ銀の広報担当トロイ・グラビット氏は、コメントを控えている。

原題:Enough About Us: Deutsche Traders Want to Focus on Bank Misdeeds(抜粋)

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