ホンダとウェイモ、破談理由に自動運転技術アクセスの問題-関係者

  • ウェイモは重要技術の共有を望まなかった-関係者
  • ホンダ、EV車両に搭載するバッテリーを求めGMに接近

ホンダと米アルファベットの自動運転車部門ウェイモは今年、自動運転車両の共同開発で合意に近づいていたものの、ホンダ側が手を引いたと事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  それから数カ月後、ホンダは米同業ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車部門GMクルーズに出資することで合意した。テクノロジー大手傘下のウェイモと合意に至らなかった理由は幾つもあろうが、未来の輸送の一角を担おうとテクノロジー企業と自動車メーカーが協業や競争する上で直面する複雑な問題が浮かび上がる。

  一つの理由は、ウェイモが同社が開発済みで自動運転車両の走行に必要な重要技術の共有を望まず、ホンダによる車両供給に的を絞った契約を目指していたことだと、事情に詳しい関係者2人が協議は非公開だったとして匿名を条件に語った。基本的にウェイモが頭脳となり、ホンダが体力的な部分を担う関係を望んでいたという。

  コンサルティング会社ブルルティの共同創業者、グレイソン・ブルルティ氏は「テクノロジーとユーザー体験の支配を巡る問題だ。ホンダがある程度のコントロール維持を望んでいると想定する必要がある」と語った。

  ホンダとウェイモは2016年の遅い時期に交渉を開始。ホンダはウェイモに対し、電気自動車(EV)メーカーの米テスラの「モデル3」に対抗し得るパートナーシップのためにEV開発に取り組んでいると伝えた。ただ、昨年12月までに、ウェイモはその目標に向けた進展に懸念を抱き、ホンダはEV車両に搭載するバッテリーを求める中で燃料電池で提携関係にあったGMと6月に提携を拡大。その後間もなく両社は自動運転技術での協力を話し合うようになり、ホンダはGMクルーズの技術を精査した上で出資合意に至った。

  ホンダとウェイモは提携交渉が破談したことに関してコメントを控えた。GMクルーズのカイル・フォクト最高経営責任者(CEO)はインタビューで、ホンダとの提携合意は「新たな技術でこれまでに数多く協力してきたホンダとの関係の結果として生じたものだ」と語った。

原題:Honda-Waymo Talks Are Said to Have Faltered on Tech Access, EVs(抜粋)

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