Tモバイルとスプリントの合併承認の確率高まる-ケーブル事業者進出

  • 規制当局は大手ケーブル事業者の携帯電話サービス進出を検証
  • ケーブル事業者の進出は競争激化の表れ-Tモバイル

  ケーブルテレビ運営事業者が携帯電話サービスに進出し始めており、こうした傾向がTモバイルUSとスプリントの統合実現への道を容易にしそうだ。携帯電話サービス業界で3位と4位が合併してもまだ十分な競争状況が市場にあると判断されれば、規制当局が両社の合併を承認する可能性が高まるからだ。

  規制当局は現在、こうした判断の是非を検証しており、連邦通信委員会(FCC)は今週、コムキャストチャーター・コミュニケーションズといった大手ケーブル事業者に新しい携帯電話サービスの詳細を尋ねた。

  マッコーリーのアナリスト、エイミー・ヨン氏はインタビューで、「どちらかといえばこれはTモバイルとスプリントの合併に前向きな兆しだ。FCCが消費者保護の役割を果たす際に言及できる1つのオプションだ」と指摘した。

  4月に合意が発表された265億ドル(約3兆円)規模の両社の合併が実現すれば、全米で事業展開する携帯電話サービス会社は4社から3社に減る。ただ、携帯電話サービスを提供するコムキャストやチャーターなどのケーブル事業者も競合企業と位置付けられれば、FCCと司法省反トラスト局による承認プロセスは容易になる。

  米ケーブル事業者最大手のコムキャストは昨年、携帯電話サービスを追加し、78万人余りの顧客が既にサービス契約に署名した。コムキャストはベライゾン・コミュニケーションズの周波数帯などを使用して携帯サービスを提供。ケーブル業界2位のチャーターもベライゾンの周波数帯を利用し同サービスを展開している。

  Tモバイルは提出書類で、ケーブル事業者による携帯電話サービス参入は「同セクターの競争激化」の表れだと指摘した。
  

原題:T-Mobile-Sprint Merger Odds May Rise With Cable Move Into Mobile(抜粋)

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