ダンスケ銀の追加資本要請、新たに880億円-資金洗浄疑惑で金融当局

  • デンマークのFSAは疑惑を受けて追加資本バッファーを要請
  • 同国とエストニアで刑事捜査-スイスや英、米の当局も調査中

マネーロンダリング(資金洗浄)疑惑が持たれているデンマークのダンスケ銀行について同国金融監督庁(FSA)のイェスパー・ベルク長官は、同行が追加資本を積み増す必要があるのは罰金支払いに備えるためだけでなく、評判に傷が付くことに伴う市場からの影響に左右されないためだと指摘した。

  ベルク長官はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ダンスケ銀行を調査している複数の当局からの罰金に関連する問題があるのは確かであり、それはわれわれが資本要件を引き上げた理由の1つだ」とする一方で、「ただ、唯一の理由ではない」と発言。追加資本の要請は「同行が財務面でこうした事態を乗り切ることができるようにするためだ」と説明した。

  FSAは4日、ダンスケ銀行に対し同行の資本バッファーに50億クローネ(約880億円)を上積みするよう命じた。これにより、資金洗浄疑惑を受けて同行が5月以降に求められた追加資本は100億クローネとなる。

  ダンスケ銀行は先月、2007-15年にエストニア部門経由で流れた約2350億ドル(約26兆7700億円)の大半について、疑わしい取引として扱う必要があるかもしれないと明らかにした。同行はデンマークとエストニアで刑事捜査を受けており、スイスや英国の当局も資金洗浄疑惑を調査している。同行は4日、この問題に関して別に調査を開始した米当局に協力していると説明した。

原題:Danske’s $1.5 Billion Extra Buffer Part of FSA’s Ongoing Review(抜粋)

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