商品市場のベテラン、リーマン氏がヘッジファンド新設へ-価格回復で

  • ファンドは石炭や鉄鉱石、非鉄金属に投資し来月トレーディング開始
  • 4年前の価格下落で打撃を受けた商品ファンドに資金が戻りつつある

商品トレーディングのベテラン、リカルド・リーマン氏が商品ヘッジファンド新設の準備を進めている。最大15億ドル(約1710億円)の調達を目指している。

  新設されるKLIアセット・マネジメントは、石炭や鉄鉱石、非鉄金属に投資し、パートナーから調達した資金で来月トレーディングを開始する。商品市場は4年前に大幅に下落したが、価格の回復に伴い原材料セクターへの投資家の関心が再び高まっている。

  KLIの共同創業者で社長のニック・ブルーアー氏によれば、パートナーの資金少なくとも7000万ドルで新ファンドの運用を開始する予定だが、機関投資家やファミリーオフィスとの協議を受けて当初の運用資産は1億ドルに増加する可能性もある。

  商品取引市場は、2014年の価格下落をきっかけに困難な状況に陥り、特に非鉄金属に重点を置くヘッジファンドは苦境に立たされている。ここ数年、クライブ・キャピタルガリーナエデシア・アセット・マネジメントなど幾つかの主要ファンドが閉鎖に追い込まれている。

リカルド・リーマン氏

写真家:Munshi Ahmed / Bloomberg

  しかし今、資金は戻りつつある。ルーク・セイドリアン氏がロンドンを拠点に創業したコモディティーズ・ワールド・キャピタルは、来年1-3月(第1四半期)に運用開始を計画している金属ファンドの資金を調達する。イーベストメントによれば、商品ファンドからは昨年全体で6億8000万ドルの投資資金が流出したが、今年1-8月には49億ドルが流入している。

  リーマン氏(52)は、エンゲルハート・コモディティーズ・トレーディング・パートナーズの最高経営責任者(CEO)を昨年退任。同社を4年にわたって率い、世界有数の商品取引会社に成長させた。エンゲルハートは元BTGパクチュアル・コモディティーズで、ブラジルの銀行グルポBTGパクチュアルから16年にスピンオフ(分離・独立)した。

原題:Commodities Veteran Leiman Readies Hedge Fund as Sector Recovers(抜粋)

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