テスラ株、週初の急伸後に勢い失う-3日間で10%下落

  • 自動運転車開発でホンダ・GM、トヨタ・ソフバンク連携も圧迫か
  • SECとの和解を受けて1日には17%の大幅高となっていた

電気自動車(EV)メーカー、米テスラの株価はマスク最高経営責任者(SEC)のツイートを巡る米証券取引委員会(SEC)との和解を好感して1日に急伸したものの、その後は急速に勢いを失っている。4日の終値は前日比4.4%安だった。

  マスク氏が会長職を辞任するもののCEOにはとどまるとの和解内容を受けて、同社株は1日に約17%高となった。だが、その後の3営業日で計10%近くの下落に転じた。4日の取引時間中には一時5.8%と大きく下げた。テスラ株に対する投資家心理を湿らせた一因は、従来型の自動車メーカーが自動運転車開発で歩みを進めたことにもありそうだ。

  具体的には、ホンダが米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車部門GMクルーズに計27億5000万ドル(約3130億円)の資金を投じると発表。さらに、トヨタ自動車とソフトバンクグループは自動運転など新たなモビリティーの分野で協業するための新会社設立を発表した。

  テスラ株は過去数カ月、マスク氏のツイート問題やそれを受けたSECによる提訴など本業と関係のない問題で大幅な変動に見舞われてきた。9月29日のSECとの和解は、同社が自動車製造で利益を上げるという本来の使命に再び関心を向けることになるとの期待を投資家に抱かせた。

  テスラが2日に発表した7-9月(第3四半期)の納車・生産実績は堅調な数字だったものの、株価を勢いづかせるには至らなかった。テスラのバリュエーションは既に良い数字への期待を反映しているというのがアナリストの見立てだ。

原題:Tesla Brakes as Peers Push Forward Their Own Self-Driving Cars(抜粋)

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