野村ファンドマネジャー、サムスン電子保有株全て売却-決算発表前に

  • サムスン電子株は年初来で12%安、半導体業界のピーク懸念で
  • シクリカルなエクスポージャー、短期的に減らす戦術-パイ氏

トップクラスのファンドマネジャーがリターンを守るため、保有するサムスン電子の株式を全て手放した。

  半導体業界はピークを付けたとの懸念が強まり、株価下落に歯止めがかからない。5日に決算発表を予定する業界の巨人、サムスン電子も年初来で12%安。外国人投資家の売りが続いている。

  野村アセットマネジメント台湾のファンドマネジャー、ビビアン・パイ氏もその一人だ。6月末時点の当局文書を基にブルームバーグがまとめたデータによると、パイ氏はグローバル株式ファンドで保有していたサムスン電子株430万株を全て売却した。野村は個別の株式とその売却についてコメントを控えた。

  パイ氏は「世界経済のサイクルは加速局面を終え、緩やかな成長段階に入りつつある」と台北で説明。「従って短期的には、シクリカルなエクスポージャーを減らす戦術を狙った」と続けた。長期的には半導体業界に前向きな見方を維持していると述べた。

  年初以来のリターンで比較すると、パイ氏のファンドは同種ファンドのほぼ全てを上回っている。サムスン電子は5日に7-9月の決算を発表し、同社が示す見通しが注目されている。

原題:Nomura Fund Manager Dumps Entire Samsung Stake Before Earnings(抜粋)

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