米国債利回りの「並外れた」今週の上昇、米国債弱気派にも予想外

  • 利回り上昇予想のJPモルガン:米国債利回りの反応、並外れている
  • 米30年債利回り、「ゲームチェンジャー」と呼ばれた水準を超える

米国の債券市場は先走っている可能性がある。

  インフレが高まり米金融当局が引き締めを着実に続ける中で、米国債利回りは今年の大半の期間で上昇してきた。それでも今週の利回り急騰は、多くにとって予想外だった。利回り上昇を予想していたJPモルガン・チェースですら、3日の10年債利回りの12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇は1日の動きとしてはやや行き過ぎだったかもしれないと捉えた。

  ドイツ債利回りも上昇したが、米国債の動きははるかに大きい。米30年債利回りは、ベテラン債券投資家でダブルライン・キャピタル共同創業者のジェフリー・ガンドラック氏がかつて「ゲームチェンジャー」と呼んでいた水準の3.25%を超えた。

  過去数週間、利回り上昇を予想し続けていたジェイ・バリー氏らJPモルガンのストラテジストは顧客向けリポートで、「米国債利回りの反応は、欧州債の反応や一連の前向きな国内指標と比べて、実際並外れているように思われる。特に長期債がそうだ」と指摘した。同行のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は8月、米10年債利回りが5%以上になることを含め米国の金利上昇に備えるべきだと語った。

  サラシン・アンド・パートナーズのガイ・モンソン最高投資責任者(CIO)は、今週の利回り急騰は予想以上だったかもしれないが、このトレンドが続く余地はあるとの見方を示し、その理由としてトランプ大統領の財政刺激策を挙げた。

  「米国債利回りの上昇が緩やかである限り、これが容赦なく続くのではないかと思う」とし、30年債利回りは「目標を3.5%とするより4%とした方が個人的にはしっくりくる」と語った。

原題:‘Outsized’ U.S. Yield Jump Jolts Even Those Who Expected a Rise(抜粋)

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