メイ英首相、EU離脱合意の議会通過は急ぐ方針-関係者

  • EUと離脱案で合意すれば、2週間以内に議会採決へ
  • 与党・保守党内の造反阻止する狙い、採決結果は僅差の見通し

英国のメイ首相は欧州連合(EU)と離脱案で合意した場合、与党・保守党内の造反を抑えるため同案の議会通過を急ぐ計画を練っている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  メイ首相のチームはEUと離脱条件で合意した後、2週間以内に議会の批准を得たい考え。このスケジュールに従うと、英議会は12月初めまでに離脱合意について採決することになると、関係者は述べた。

メイ英首相

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  英首相府はコメントを控えた。

  迅速な議会通過を目指す方針は、議論を呼ぶ公算が大きい。反対派議員らが合意を阻止する可能性を限定できるという利点がある一方、メイ首相は離脱条件を議員が精査する機会を奪っているとして非難を浴びる余地が生まれる。

  保守党内の強硬なEU離脱を支持する一派を率いるリースモッグ議員は、首相離脱案への反対には80人の議員が賛同していると主張。さらにEU懐疑派議員が45人近くいるとされ、理論上はあとわずか7人の反対で、首相案を廃案に追い込むことができる。

  メイ首相は17日にブリュッセルでEU加盟国首脳との夕食会に出席する。そこで離脱合意に向け進展があったと認められれば、最終合意のための臨時首脳会議が11月17日に開かれる見通しだ。

原題:U.K.’s May Said to Plan Rushing Brexit Deal Through Parliament(抜粋)

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