イタリア債の売りは行き過ぎ-「正気失った動き」との見方も

  • UBSウェルスとアリアンツ、野村アセットが押し目買い
  • イタリア10年債、3日は政府の譲歩で値上がり

イタリア国債の最近の売りは行き過ぎ-。合わせて3兆ドル(約343兆円)を運用する大手資産運用会社3社がこのような見方を示した。

  UBSウェルスマネジメントとアリアンツ・グローバル・インベスターズ、野村アセット・マネジメントはイタリア債を押し目買いしている。イタリア債利回り上昇は市場の恐怖の反映で、数カ月後にはただの雑音として忘れられているだろうとアリアンツは言う。

  アリアンツのポートフォリオマネジャー、カクパー・ブルゼズニアク氏は「完全に正気を失った動きだ。恐怖と流動性と損切りに突き動かされている。参入して長期的な良いリターンを得る絶好の機会だ」と話した。

  アリアンツは残存1年以下の短期証券と5-10年の債券のポジションを構築しているほか、先物のオプションで上昇を見込むポジションを組むつもりだという。

  イタリア10年債は、2日に利回りが3.46%と2014年3月以来の高水準に達した。3日は同国政府が予算で欧州連合(EU)に譲歩したことで5日ぶりに値上がりした。

  UBSウェルスは今週、イタリアの2年債を現金に対してオーバーウエートとするポジションを開始した。

  野村のリチャード・ホッジズ氏は、ユーロ圏の他の周辺国国債に売りが波及していないことから、買いを続ける構えだ。6カ月と1年物をロングにしているほか、徐々に3年物に買いを広げているという。「もちろん押し目買いをし、最近の(イールドカーブ)フラット化の機会を生かす」と同氏は述べた。

原題:UBS Warms to Italy Bonds as Allianz Sees Budget Panic as ‘Crazy’(抜粋)

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