米企業利益にウォール街警戒-大半の見通しがアナリスト予想下回る

  • 利益見通しが市場予想下回った企業と上回った企業の比率は8対1
  • 今シーズンはここまで19社中17社が予想を上回るも、株価は下落
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

強気相場における悪材料の中でも最低なのは、企業利益の頭打ちだ。「利益バブル」はいつの時点ではじけるのか。米キャタピラーが1-3月(第1四半期)の調整後1株利益は「年内最高だろう」と指摘して以来、ウォール街は警戒している。

  これまでこうした懸念に根拠はなかった。S&P500種株価指数の構成企業の利益は1-3月と4-6月(第2四半期)に共に約24%増加。7ー9月(第3四半期)も再び好決算となるのを妨げる要因はなさそうだが、一つの傾向に注目する必要がある。利益見通しが市場予想を下回っている企業の割合が高いことだ。

  ネットフリックスなど第3四半期の利益見通しがアナリスト予想を下回った企業の数と、上回った企業の数の比率は8対1となった。この比率は2010年までさかのぼるブルームバーグのデータの中で最大。

  シティグループの米国株ストラテジスト、トビアス・レブコビッチ氏はリポートで、「ドル高や金利上昇、若干軟調な新興国経済はいずれも、下振れの可能性を示唆している」と指摘した。

  今シーズンにこれまで決算を発表したS&P500種企業19社のうち、17社が利益予想を上回ったが、これらの企業の株価は決算発表翌日の取引で平均2.8%下落した。

原題:Companies Are Furiously Guiding Down Analyst Earnings Estimates(抜粋)

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