債券は上昇か、米株安・長期金利が上げ幅縮小-日銀オペに注目

  • 先物夜間取引は149円99銭で終了、前日の日中終値比3銭高
  • 長期・超長期ゾーンの地合い悪化から、全体的に持ち直す-東海東京

債券相場は上昇が予想されている。米国市場で株価が下落して長期金利が上げ幅を縮めたことを背景に先物夜間取引が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行する見通し。日本銀行がこの日実施する国債買い入れオペも相場の支えとなる可能性がある。

  5日の長期国債先物市場で中心限月12月物は149円台後半から150円台前半での推移が見込まれている。夜間取引は149円99銭と、前日の日中終値比3銭高で引けた。

  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、海外市場では米株安とドル安・円高に振れたが、雇用統計の発表を控えて米債市場だけはリスクオンの修正が入りにくいと指摘。「日銀は足元の金利上昇を容認するとの見方が大勢だろうが、きょうの相場は全体的に持ち直す」と予想している。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の352回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値0.155%付近からやや下回る水準での推移が見込まれている。佐野氏はこの日の予想レンジを0.140%~0.155%としている。前日は長期金利が0.155%と2016年1月以来の高水準を付けた。

  4日の米国債相場は下落。米10年国債利回りは一時3.23%と2011年5月以来の水準まで上昇したが、その後はやや戻し、結局は1ベーシスポイント(bp)未満高い3.19%程度で引けた。米株式市場で高配当利回り銘柄が売られ、S&P500種株価指数が0.8%安の2901.61で引けた。米経済統計が米国経済の強さを示す一方、米中関係の緊張が高まっている兆しが見られ、貿易摩擦は悪化する恐れがある。

国債買い入れオペ

  日銀はこの日の午前10時10分、残存期間10年超25年以下と25年超の長期国債買い入れを実施する。前回までのオファー額はそれぞれ1800億円と500億円だった。

日銀の国債買い入れオペの結果はこちらをご覧下さい。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE