米10年債利回り、16年以来の大幅上昇-経済指標に市場の注目先戻る

  • サービス業と雇用者データ好調で、5日の雇用統計に一段と注目
  • フラット化してきた利回り曲線の転換、経済指標が鍵握る

利回り曲線がフラット化し米経済成長を過小評価していると一部で指摘されてきた米国債市場で、経済指標が再び最も重視されるようになっている。相場転換の鍵を握る材料になると投資家がみているためだ。

  米10年債利回りは3日、1営業日としては2016年11月以来の大幅上昇となり、11年以来の高水準に達した。同日発表された9月の非製造業総合景況指数が記録的な高水準に達し、同月の米民間雇用者数も予想を上回る増加となったことが背景で、5日公表の9月の米雇用統計は過去数カ月よりも注目を集めそうだ。

  経済指標に注目が集まる理由の一つは、米金融当局者が注視すると強調したため。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は今週、米経済について「低インフレの定着と極めて低い失業率という歴史的にまれな組み合わせは、類いまれな時代が続いていることの証しだ」と発言した。

  「焦点は確かに経済指標にシフトした」と語るのはRBCウェルス・マネジメントのストラテジスト、クレイグ・ビショップ氏だ。「米連邦準備制度は間違いなく経済指標に左右されている」という。

  米国債の利回り曲線は07年以来のフラット化水準に近い。長短金利が逆転しそうな状況となった一因は米利上げで短期金利が上昇したためだが、利上げサイクルが終盤に近づけばトレンド反転に道が開けるかもしれない。

原題:Investors Home in on U.S. Data as Yields Surge Most Since 2016(抜粋)

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