GMの大きな勝利か-ホンダとグーグル系ウェイモとの交渉不調示唆も

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  • 自動運転分野の優位を見極める上で意味深い動きになる可能性
  • ホンダはウェイモとの提携交渉に何が起きたか明らかにせず

ホンダは米グーグルから分社した「ウェイモ」と自動運転技術の研究を約2年にわたり続けてきたが、米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車部門GMクルーズホールディングスに総額27億5000万ドル(約3150億円)を投じると3日発表し、業界を驚かせた。

  ホンダの決定はGMにとって大きな勝利であると同時に、自動運転分野の競争でどこが優位か見極めようとしている向きにとって、意味深い動きになる可能性がある。GMクルーズとウェイモは互いに譲らない競合関係にある。両社は運転手がいない無人のライドシェアサービス向けに自動運転車の配備を目指す同じような目標を掲げ、路上試験もこれまで十分行ってきた経緯がある。

  GMは数カ月前にはホンダに先立ち、ソフトバンクグループなどが出資する「ビジョン・ファンド」から支援を確保した。一方、ウェイモは今年に入りタタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバーとの自動運転分野での提携に加え、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との協力拡大も発表した。

  ガートナーの自動車アナリスト、マイク・ラムジー氏は「GMとクルーズ、両社の技術に対する大きな信任投票だ。全ての大手自動車メーカーがこの技術に取り組んでいるが、GMとグーグルが明らかに集団から抜け出したように見える」と指摘した。

  ホンダはウェイモとの提携交渉に何が起きたか明らかにしていない。ウェイモは、ホンダや他の企業と協力の機会について引き続き協議していると説明した。

自動運転技術を搭載したGMのEVシボレー・ボルト

写真家:Jeff Kowalsky / Bloomberg

原題:GM Cuts in Front of Waymo to Seal Self-Driving Deal With Honda(抜粋)

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