アルミニウム市場に再び混乱の兆し、主要製錬所が一時閉鎖

  • アルミナ不足が深刻化へ-LMEでアルミニウムは値上がり
  • 米アルコア株は大幅高、アルミナを買う側のセンチュリーは急落

アルミニウム市場は主要アルミナ製錬所の一時閉鎖を受け、再び混乱に陥る恐れがある。

  ノルウェーに本社を置くノルスク・ハイドロは、ブラジルのアルミナ製錬所アルノルテの操業を一時停止すると発表。廃棄物処理に使用できる唯一の地域が容量の限界に近づいているためだと説明した。同社はダムへの廃棄物投棄の疑いで一連の法的問題に直面しており、2月下旬には通常の50%への稼働制限を当局に命じられた。検察当局は前週末、同社が操業を正常に戻す承認を得るまでに最低1年かかる可能性があると述べた。

  これによりアルミニウムの主要原料であるアルミナ不足が深刻になり、金属相場が高騰、世界的なサプライチェーンに幅広く影響する可能性が高まる。

ブラジルのパラ-州バルカレナにあるノルスク・ハイドロのアルミナ製錬所

Paulo Fridman / Bloomberg

  アルミニウム価格は3日のロンドン金属取引所(LME)で値上がり。一方、株式市場でノルスク・ハイドロ株は一時14%下げた。LMEではアルミナは取引されていない。

  アルミニウム関連企業の株価では、アルミニウム生産の米国最大手アルコアが一時9.4%高。同社はアルミナの販売も手がける。一方、アルミナを購入する側のセンチュリー・アルミナムは14%下落。中国アルミニウム(チャルコ)、インドのナショナル・アルミニウムは急伸した。

原題:Turmoil Looms for Aluminum Again as Key Plant Shuts Down (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE