東芝、米ヘッジファンドが1.1兆円の自社株買い要求-第2位株主

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

東芝の第2位株主、米ヘッジファンドのキングストリート・キャピタル・マネジメントが東芝に対し、1兆1000億円の自社株買いを要求している。

  キングストリートは車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)宛ての3日付の書簡で、できるだけ早く自社株買いを実施するよう求めた。また、この先東芝が12-24カ月の期間で利益率を上げられるであろう方法について100ページ超にわたる資料で説明している。

  書簡では「この自社株買いを通して得られる格別のリターンに比肩する代わりの投資手段はない」と記し、「それゆえ可能な限り多くの過剰資本がそこに投下されるべきだ」と論じている。

  東芝は7000億円の自社株買いを6月に発表したが、キングストリートは東芝が1兆8000億円に上る現金を活用しておらず、7000億円では少な過ぎると指摘。買い戻しが遅くなれば株主のリターンを「大きく損なう」可能性があると述べた。

  キングストリートは8月下旬に東芝に新たな独立取締役を提案したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が当時報じた。同ファンドは東芝株の持ち分が従来の5.23%から6.35%に上がったことが先月の変更報告書で明らかになっており、第2位の大株主に浮上した。

原題:Toshiba Investor King Street Urges $10 Billion Share Buyback(抜粋)

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