英首相、EU離脱で実利的な手法呼び掛け-保守党大会は波乱なく終了

英国のメイ首相は3日、保守党党大会の閉会に際して演説し、欧州連合(EU)離脱交渉では実利的なアプローチを取るべきだと主張した。

  昨年の党大会演説では声がかすれ、男が乱入、背後のスローガン文字が床に落ちるなどハプニングが相次いだ。だが、今年はお気に入りの「ABBA」の曲に踊りながら登壇するというパフォーマンスを披露し、最後まで波乱なく終えた。

ABBAのヒット曲「ダンシング・クイーン」に乗って踊るメイ英首相

出所:ブルームバーグ

  メイ首相はEU離脱問題について、イデオロギー的なアプローチは企業にダメージを与えかねないと警告。「EU離脱を巡る理論的な議論に国民は関心がない。国民の生活はEU離脱の実際的な成功にかかっている。EU離脱で現在の生活が苦しくなるなら、50年後に英国が強国になるとしても無意味だ」と論じた。

  EUとの緊密な関係を維持するためにまとめた「チェッカーズ・プラン」には触れず、昨年1月の演説に言及。現在の案はそれに沿っているとメイ首相は話した。EU関税同盟と単一市場からの明確な離脱を打ち出した昨年の演説は、離脱強硬派に支持されている。

原題:Dancing Theresa May Wins Herself Brief Relief From Brexit Splits(抜粋)

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