10月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが対円で年初来高値、114円台半ば-米国債安で

  3日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。米経済指標の堅調と、イタリア政府が予算案で欧州連合(EU)に対し一定の譲歩を議論しているとの報道で、この日は早い時間から米国債が大幅安。米金融当局者発言や債券投資家ビル・グロース氏の慎重な見解を受けて、米国債先物に損切り注文が殺到した。

  ブルームバーグのドル指数は日中を通じ上げ幅を拡大し、5営業日続伸。ドルは主要10通貨の全てに対し上昇し、円に対しては114円台半ばとなり、年初来高値を更新した。米国債利回りが上昇し、逃避先通貨は軟調となった。朝方発表された米経済指標では、9月のADP民間雇用者数とISMサービス業景況指数がともに予想を上回る強さを示した。

  ニューヨーク時間午後4時33分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.5%高。ドルは対円で0.7%高の1ドル=114円47銭。ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.1500ドル。

  米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、リスクは存在するが米経済は力強いとの見方を示した。一方、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、利上げペースの減速が望ましいと語った。

  ユーロは対ドルで早い時間の上げを失い、遅い時間に日中安値を更新した。

欧州時間の取引

  ユーロがドルに対し6営業日ぶりに上昇。一時は0.4%高の1ユーロ=1.1594ドルとなった。ただヘッジファンド勢がユーロの戻り売りを出し、1ユーロ=1.16ドルを超えるには至らなかった。ユーロは、EUからの圧力を受けてイタリアが財政赤字目標を引き下げると報じられた後、大きく値上がりした。
原題:Dollar Soars Toward 1-Month High as Yields Turn Up: Inside G-10(抜粋)
Euro Advance on Italy News Meets Leveraged Selling: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:10年債利回り急伸し3.18%、株は小幅高

  米国株は小幅高。S&P500種株価指数は一時最高値を試す展開となったが、午後に入って上げ幅を縮小した。米国債には売りが広がった。米国債先物の取引が通常よりも活発だった。

  公益事業株や不動産銘柄など金利変動に敏感な銘柄が売られた。一方で米国債の利回り上昇に反応し、金融株は上昇した。30年債利回りは2014年来の高水準をつけ、2年債利回りは金融危機前の水準に達した。10年債利回りは2011年以来の高水準を記録した。

  10年債先物の取引高は午後3時前の時点で平均の約170%相当。

  • 米国株は小幅高、金利敏感銘柄に売り-金融株高い
  • 米国債は下落、10年債利回りは3.18%に上昇
  • NY原油は上昇、米在庫急増もイラン供給不安続く
  • NY金は下落、良好な米統計で利上げ観測
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      S&P500種は0.1%上昇して2925.51。ダウ工業株30種平均は54.45ドル(0.2%)高の26828.39ドル。ナスダック総合指数は0.3%上げて8025.09。10年債利回りは12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.18%。

      ADPリサーチ・インスティテュートが発表した給与名簿に基づく集計調査によると、9月の米民間雇用者数は7カ月ぶりの大幅増加となった。米供給管理協会(ISM)が発表した同月の非製造業総合景況指数は、市場予想に反して上昇し、記録的な高水準に達した。米経済で最も大きな部分を占めるサービス業の底堅さがあらためて示された。

      北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定合意を受け、貿易戦争の悪化を恐れていた投資家の懸念は緩和された。欧州や米国では政治リスクが依然として残っているものの、金融市場に飛び火する兆候はほとんど見られない。

      ウェルズ・ファーゴ・アセット・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「住宅や耐久財といった金利の変動に敏感な分野を通じ、金利上昇が経済活動の鈍化につながれば問題になるだろう」と述べた。

      原油先物は上昇。米石油在庫は2017年3月以来で最も大幅に積み上がったものの、世界市場でイランの存在感が弱まりつつあることが意識された。

      ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1.18ドル高の1バレル=76.41ドルで引けた。これは2014年11月以来の高値。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.49ドル高い86.29ドル。

      金先物は下落。米民間雇用統計や非製造業の景況指数が良好な数字となり、米利上げ観測が補強された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%安の1オンス=1202.90ドルで終了。
    原題:U.S. Stocks Rise Amid Treasury Sell-Off; Oil Jumps: Markets Wrap(抜粋)
    PRECIOUS: Gold Declines as Robust U.S. Economic Data Curb Demand(抜粋)
    Crude Jumps as Iran’s Supply Gap Overshadows U.S. Supply Gain(抜粋)

    ◎欧州債:イタリア債がブルスティープ化、財政赤字削減を議論で

      3日の欧州債市場では、イタリア債の利回り曲線がブルスティープ化した。同国政府が予算案でEUに対し一定の譲歩を議論していると報じられ、ドイツ債など安全資産に逃避する最近の動きが巻き戻された。

    • ディマイオ副首相は2020年と21年の財政赤字目標を引き下げる方法について閣僚間で議論があったとの報道を追認
    • 中核国債と準中核国債はドイツ債を中心にアンダーパフォーム
    • 英国債はドイツ債と米国債をアウトパフォーム。保守党大会でメイ首相の演説は波乱なく終わった
    • ドイツ10年債利回りは前日から5bp上昇の0.47%、フランス10年債利回りは3bp上げて0.82%、イタリア10年債利回りは14bp低い3.32%
    • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

    原題:BTPs Climb on Deficit Cut Talk; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

    (NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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