ドイツ銀:日本で幹部の辞任相次ぐ、新たに東京支店長もー関係者

更新日時
  • 金成会長、ダンドイCOO、桑原日本代表がこれまでに辞任
  • M&Aヘッドの末吉氏は他社に移籍へ-関係者

ドイツ銀行グループでは日本で経営幹部の辞任が相次いでいる。ドイツ銀行の日本代表者で東京支店長のピーター・マシオン氏が退社することが、ブルームバーグが入手した社内メモで4日、明らかになった。

  このほか企業合併・買収(M&A)部門のヘッドを務める末吉恵介氏が9月末で辞任、今後は競合他社に移籍することが、複数の関係者への取材でこれまでに分かっている。ドイツ証券で最高執行責任者(COO)だったブレット・ダンドイ氏と会長を務めていた金成憲道氏も8月末までに辞任した。

クリスティアン・ ゼービングCEO

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

  クリスティアン・ ゼービング氏が4月にドイツ銀グループの最高経営責任者(CEO)に就任して以降、日本ではシニアレベルの人材流出が相次いでいる。同CEOは収益性向上のためにコスト削減とビジネスの選択と集中に取り組んでいる。投資銀行バンカーらの必須でない出張や列車のファーストクラス利用にも節約の波は及んでいるという。

  ブルームバーグ・データによれば、2018年の日本のM&Aの助言ランキングでは、ドイツ銀は10月4日時点で12位。また日本での株式引き受けランキングは13位となっている。

DBグループ国内4社

  会長、COOのほか、日本代表の桑原良氏も辞任、11月にクレディ・スイスの日本のCEOに就任する予定だ。また、ドイチェ・アセット・マネジメントの土岐大介社長、ドイチェ信託の足立孝浩社長も6月に退任した。

  ドイツ証の調査業務では、田中泰輔チーフ為替ストラテジストと松岡幹裕チーフエコノミストが退職している。外国為替営業部長を務めた大西知生氏は昨年12月に退社、日本で仮想通貨交換業務に参入するため会社を立ち上げ、外国為替のカスタマーディーラーだった松田康生氏を含め多数のドイツ銀出身者が移籍した。

  ドイツ証の吉次厚子広報担当は、ダンドイ、金成両氏の辞任について確認したが、マシオン氏と末吉氏の退職についてはコメントを控えた。ドイツ証のウェブサイトの取締役一覧には、これまであったダンドイ、金成氏の名前はない。金成氏は19年中頃までシニアアドバイザーとして在籍するという。

英語記事:Deutsche Bank Is Said to Face More Senior Japan Departures (1)

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