きょうの国内市況(10月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株4日ぶり反落、イタリアや円安一服、過熱感-自動車や金融売り

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  東京株式相場は4営業日ぶりに反落。イタリアの財政懸念などを背景にした為替の円安一服が嫌気され、連日のバブル経済崩壊後の高値更新による過熱感も重しとなった。米国販売が減少した自動車を中心に輸出株、米長期金利の低下を受けた銀行や保険株など幅広い業種が安い。

  TOPIXの終値は前日比21.3ポイント(1.2%)安の1802.73、日経平均株価は159円66銭(0.7%)安の2万4110円96銭。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの重見吉徳グローバル・マーケット・ストラテジストは、「スピード調整の中、イタリアの財政問題への不透明感から下げ幅を広げた。イタリアは債務規模が大きく、この問題が拡大すれば市場にインパクトを与える可能性があるため、警戒が続く」との見方を示した。

  東証1部33業種は輸送用機器、石油・石炭製品、その他金融、保険、電機、銀行、情報・通信、非鉄金属など31業種が下落、上昇はパルプ・紙、医薬品の2業種のみ。

  売買代金上位では、米販売台数が減少したトヨタ自動車やホンダ、日産自動車が安く、株価に成長は織り込み済みとクレディ・スイス証券が指摘したオリエンタルランドも下げた。半面、週内にも金融庁が一部業務停止命令を出すと共同通信が報じ、一連のシェアハウス融資問題に最初の区切りがつくとみられたスルガ銀行は急騰、9月の建設事業受注高が過去最高に次ぐ水準と野村証券が評価した大東建託も買われた

  東証1部の売買高は14億6369万株、売買代金は2兆6994億円、代金は前日から12%減少、値上がり銘柄数は331、値下がりは1714だった。

●債券は上昇、イタリア問題でリスクオン一服-オペ減額警戒感は重し

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  債券相場は上昇。イタリアの財政問題を懸念してリスク選好の動きが一服し、海外金利が低下した流れを引き継いで買いが優勢になった。半面、日本銀行の国債買い入れオペ減額に対する警戒感が根強く、相場は伸び悩んだ。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比5銭高の150円19銭で取引を始め、150円22銭まで上昇した。取引終了にかけては150円15銭まで上げ幅を縮小し、結局は3銭高の150円17銭で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「リスクオフと言うよりリスクオンが一服した程度だが、債券にはフォロー」と指摘する。一方、「超長期債は買いたい弱気。割安だがオペに対する不透明感がぬぐえない。金利低下余地が大きいとは言い難く、あすの超長期の流動性供給入札も積極的にはいきづらい」と言う。

  現物債市場で新発20年国債の165回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.65%で取引を開始し、午後に入ると0.655%を付けた。新発30年物59回債利回りは1bp低い0.905%で始まった後、0.91%に低下幅を縮めた。長期金利の指標となる新発10年国債352回債利回りは横ばいの0.135%で推移した。

  日銀はこの日、中期と長期ゾーンを対象に国債買い入れオペを実施。買い入れ額は、残存1年超3年以下が3000億円、3年超5年以下は3500億円、5年超10年以下は4500億円と、それぞれ前回から据え置かれた。オペ結果は、いずれの年限でも前回から応札倍率が上昇し、1年超3年以下は3.95倍と高めだった。

●ドル・円は小幅高、イタリア財政を巡る懸念後退-113円台後半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。イタリアの財政予算案に関する一部報道が好感され、リスク回避の動きが巻き戻された。

  ドル・円相場は午後3時5分現在、前日比0.1%高の1ドル=113円78銭。取引序盤は、イタリアの財政問題に対する懸念から調整地合いとなった前日の流れを受け、113円52銭まで売りが先行したものの、伊紙コリエレ・デラ・セラのイタリア予算を巡る報道が好感され一時113円84銭まで上昇した。

  ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは、ドル・円相場について、イタリアの予算問題への警戒から「これまでの上昇に対する微調整が入っていたが、買い戻しの動きになった」と説明。その上で「米株の上昇が続いている上、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言も経済に自信を深めている様子で、イタリアの問題が無ければドル・円は114円台を探る動きになりそう」と述べた。

  伊紙コリエレは、イタリアの2019年予算案に関連して、同国政府が単年度財政赤字の国内総生産(GDP)比率を21年に2%へ低下させる方針を盛り込む方向と報じた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、前日比0.3%高の1ドル=1.1578ドル。コリエレ紙報道を受けて一時1.1594ドルまで上昇した。ユーロ・円相場も1ユーロ=130円97銭を安値に131円98銭まで上昇する場面があった。

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