イタリア:EUに譲歩、21年の財政赤字GDPの2%に削減-コリエレ

  • 19-21年の赤字を最大でGDPの2.4%とする目標を発表していた
  • ディマイオ副首相は2日に、予算計画を堅持すると表明

イタリアのポピュリスト政権は欧州連合(EU)に譲歩し、2021年の財政赤字を国内総生産(GDP)の2%に減らすことを約束する見込みだと、イタリア紙コリエレ・デラ・セラが閣議の内容を基に報じた。政府は19-21年の赤字を最大でGDPの2.4%とする目標を発表していた。

  報道を受けてユーロは6営業日ぶりに反発。一時0.4%高の1ユーロ=1.1594ドルを付けた。

  ディマイオ副首相は2日に、政府は予算計画を堅持すると表明していた。選挙公約である減税や最低所得保障、事実上の年金支給年齢引き下げを実現する財源確保のため高めの赤字を許容する。

  イタリアはユーロ圏で最大の名目ベース債務を抱えており、EUの財政赤字規則に抵触する懸念から国債利回りが急上昇している。EUはイタリアの支出計画を認めない姿勢を示し、イタリア債とドイツ債のスプレッドは今週、5年余りで最大に達した。

  デーンツリー・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ジャスティン・タイラー氏は、イタリア発の政治リスクは大きいとして、「ポピュリスト政権が突然、財政規律を守り始めると信じるのは間違いだ。ユーロは今後も大きく上下するだろう」と述べた。

原題:Italy to Bow to EU and Cut Deficit to 2% in 2021, Corriere Says(抜粋)

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