Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ビットコイン投信の輝きに陰り、プレミアム消失-純資産総額は最低に

  • ビットコイン価格の昨年高値以後、投信の基準価額は約80%下落
  • 経費率が「異常」、ビットコイン価格も問題引き起こす-スラム氏
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

仮想通貨ビットコインで唯一の米投資信託が色あせている。投資家は高い手数料を考え直し、裏付けとなるビットコイン価格は下降トレンドから抜け出せないでいる。

  ビットコイン価格に連動するグレースケール・ビットコイン・インベストメント・トラスト(銘柄コード:GBTC)の純資産総額(NAV)は 昨年遅い時期にビットコイン価格が急騰して以後の最低を記録。同価格が昨年12月中旬に19511ドルの高値を付けて以来、同投信の基準価額は約80%下落した。同期間にビットコイン価格は約66%下がり、同価格に対するプレミアムがほぼ消滅している。同投信はNAVの2倍余りの水準で取引されてきた。

  同投信を運用するグレイスケール・インベストメンツの広報担当者はコメントを控えた。運用資産15億ドル(約1700億円)規模の同社は、世界最大の仮想通貨運用会社の一つ。
                           

  一部の投資家は同投信の下降トレンドを手数料と関連づけている。同投信は投資額1000ドルにつき20ドルの手数料(2%)を徴収。米投資信託協会(ICI)によると、平均的な株式投信の2017年の経費率は約0.59%だった。

  TFグローバル・マーケッツUKのチーフマーケットアナリスト、ナイーム・スラム氏(ロンドン在勤)は電子メールで、「こうした投信の経費率は異常だ。現在のビットコイン価格がより多くの問題を引き起こしている」と語った。

原題:Bitcoin Investment Trust Loses Luster as Premium Evaporates(抜粋)

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