バイオ医薬品アマリンに買収観測、心臓症患治療薬の臨床試験結果で

  • バシーパの有効性を示す臨床試験結果が9月に公表された
  • 人気商品になりそうな医薬品の販売には大規模な営業部隊が必要

小型株だったバイオ医薬品会社アマリンは株式市場で人気を集め、時価総額は約50億ドル(約5700億円)にまで膨らんだ。ウォール街では、アマリンや同社の心臓症患治療薬「バシーパ」の次の動きがどうなるかについて発言が相次いでいる。

  9月24日公表されたバシーパの有効性を示す臨床試験結果を受け、セクターアナリストの間で同社が買収先候補としての位置付けが固まってから、株価は5倍余り上昇した。人気商品になりそうな医薬品の販売には大規模な営業部隊が欠かせないことから買収観測が広がっている。同社が株式発行を発表していないことも、そうした観測の背景にある。

  シティのアナリスト、ジョエル・ビーティー氏は電話取材に対し「営業部隊の拡大がすぐに必要だ。営業体制が整った大手製薬会社ならアマリンよりもっとうまくできるだろう。少なくとも速いペースで可能かもしれない」と語った。

  ビーティー氏は既に心臓症患治療薬を販売し身売りの恩恵をさらに引き出せるかもしれない企業として、アムジェンリジェネロン・ファーマシューティカルズサノフィを挙げた。ただ、より大きな営業部隊を抱える企業が買い手と見なされる可能性があるとした。

  ダブリンに本社を置くアマリンは米営業員を現在の約150人から400人前後に増やす計画を表明している。バシーパは既に一部の疾患への適用で市場に流通している。同社の現金残高は6月末時点で1億ドルにとどまる。

原題:Amarin’s $4 Billion Boom Helps Ignite Takeover Speculation (1)(抜粋)

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