イタリア感染リスク高まるとゴールドマン-スペインなどが注目指標か

  • ユーロ圏に負の波及効果が及ぶ可能性が存在するとゴールドマン
  • イタリア国債利回りは4年ぶりの高水準に達し、安全資産が買われた

イタリアの政治の動きが市場の混乱を招く状況を受け、他の欧州諸国にも衝撃が波及しかねないとの懸念が広がり始めている。

  イタリア国債利回りが4年ぶりの高水準に達する中で、ユーロが続落し、欧州市場の株価も下げ、その一方でドイツ国債やスイス・フランといった安全資産が買われた。欧州周辺国債券への感染波及を判断する重要な指標と考えられるスペインおよびポルトガル市場に不安の兆しはこれまでほとんどないが、ゴールドマン・サックス・グループは、イタリアの混乱の影響が広がるリスクが高まっていると警告する。

  イタリアの財政問題を解決するには、ユーロは「十分ではない」という下院予算委員会のクラウディオ・ボルギ委員長の発言が2日伝えられたことで、ユーロ圏分裂の可能性が今なおあるとの懸念が再燃。同委員長はその後、ポピュリスト政権にユーロ離脱の計画はないと釈明した。

  ゴールドマン・サックス・インターナショナルのアレッシオ・リッツィ氏を中心とするストラテジストはリポートで、「欧州のリスク資産は引き続き影響を受けやすく、イタリアへのトレードエクスポージャーの高さを考えれば、ユーロ圏に負の波及効果が及ぶ可能性が存在する。当社のエコノミストはグローバル経済全体へのシステミックな影響までは想定していないが、感染リスクが高まっている」と分析した。

原題:Italy Contagion Fears Bubbling Beneath Surface of Apparent Calm(抜粋)

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