「目を閉じていてもマツダ車」実感のEV投入へ、独自開発

  • ロータリーエンジンを発電用に搭載したEVを20年めどに販売
  • 2030年に全車に電動化技術を搭載、EV比率は5%に
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

「目を閉じていてもマツダの車だと分かる」。丸本明社長は、同社が目指す「走る歓び」をこう表現し、具現化した電気自動車(EV)を2020年をめどに販売する方針を示した。2日に都内で開いた技術説明会で語った。

  モーターとバッテリーのみで駆動する通常のEVのモデルに加えて、12年に生産を終了していた小型で軽量なマツダ独自のロータリーエンジンを発電用として搭載したモデルも投入する。バッテリーの残量が少なくなるとロータリーエンジンが起動して発電する仕組みで、EVの課題である航続距離を通常と比べて約2倍に延ばすことができる。

  丸本社長はEV投入に当たっても「マツダにしかない独自の技術を最大限使用する」と語った。ジェットコースターで感じるような急激な加速感などではなく、長く使い込んだ道具を扱うかのように、安心してずっと運転していたくなるようなマツダならではのEVの開発を目指すと述べた。

  30年時点で生産する全ての車に電動化技術を搭載する計画も発表した。ガソリンエンジンなどの内燃機関に電動化技術を加えたプラグインハイブリッド車(PHV)やハイブリッド車(HV)の比率が95%、EVは5%と想定。将来においても大多数の車に内燃機関の搭載が予測されることから「内燃機関の理想を追求する従来の戦略に変更はない」とも説明した。ディーゼルエンジンの技術開発も続ける。

  マツダは電動化を進めることで、原油などの燃料の採掘から車両走行までの視点で捉えた1台当たりの二酸化炭素排出量を30年には10年比で5割削減、50年には同9割削減することを目標に掲げている。

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