テスラ株が大幅安、「モデル3」納車・生産台数は堅調も予想の範囲内

  • 2日の取引で株価は一時3.7%安となった
  • 生産がモデル3の高性能バージョンに傾斜しているとの見方

An employee closes the front hood of a Tesla Inc. Model 3 electric vehicle.

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

2日の米株式市場でテスラの株価が一時3.7%安となった。同社が発表した7-9月(第3四半期)の納車と生産実績についてアナリストは、堅調だったが予想の範囲内とみている。

  モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏は「生産や販売、納入に関する特別な措置を踏まえ、弱気派でさえ非常に堅調な7-9月期の納車実績を期待していた」と指摘した。イーロン・ マスク氏が米証券取引委員会(SEC)との和解条件として会長職辞任を迫られたものの、最高経営責任者(CEO)職にとどまることは認められたことから、テスラの株価は1日の取引では17%強上昇したが、2日は3.1%安で取引を終えた。

  テスラはこの日、7-9月期の納車台数が全体で8万3500台に達し、このうちセダン「モデル3」が5万5840台を占めたと発表。モデル3の生産台数は5万3239台だった。ジョナス氏はモデル3の内訳について「デュアルモーター搭載モデルの生産がシングルモーターを上回り、ここ数週間ではデュアルモーター搭載型の生産が100%近くに上っており、高性能モデルにかなり傾斜している」と指摘した。

  RBCのアナリスト、ジョセフ・スパック氏は、納車は高価格帯のモデルに限られるとテスラは説明しており、7-9月期の粗利益率は底堅いかもしれないとした上で、「弱気派はこの発言についてテスラが米国のモデル3の高価格帯の需要に達してしまったと解釈したかもしれない」と分析した。

原題:Tesla Strong Model 3 Deliveries Leave Analysts Craving More (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE