Photographer: David Silverman//Getty Images

インテル株、3月以来の大幅高-10ナノ品で大きく前進とのリポートで

  • 10ナノ増産は従来予想より4-6週間早まる可能性-ブルーフィン
  • 競合するAMDは一時8.8%下落-年初来ではなお180%強上昇
Photographer: David Silverman//Getty Images

2日の米株式市場で米インテルの株価は3月以来の大幅高となった。調査リポートをきっかけに、次世代製造技術を用いたインテル製品が増産に向けて動き出すとの楽観的な見方が広がり、競合する米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価は急落した。

  回路線幅が10ナノ(ナノは10億分の1)メートルのインテル製品の増産は来年4月にも始まる可能性があると、ブルーフィン・リサーチ・パートナーズが調査ノートで指摘した。従来予想よりも4-6週間早まることになる。これを受け、インテルの株価は一時5.2%上昇、AMDは一時8.8%下落した。

  ボストンを拠点とするブルーフィンによれば、インテルは10ナノ品の歩留まり目標に向けて「大きく前進」し、6月より早い時期の増産開始の可能性について複数のサプライヤーと非公式の協議を行っている。

  インテルはより高度な製造技術へのシフトで苦戦し、10ナノ品の製造に遅れが生じていた。同社はパソコンやサーバー向けの中央演算処理装置(CPU)市場で支配的な立場にあるが、こうした苦戦を背景にAMDにシェアを奪われるのではないかとの見方が広がっていた。この日は下落したものの、AMDの株価は年初来では180%強値上がりしており、S&P500種株価指数の構成銘柄でパフォーマンス1位となっている。

  インテルの10-12月(第4四半期)の生産水準に関する初期段階の予想は、前期比での小幅低下を示唆しているが、これはウォール街の平均予想を「かなり上回る」水準だとブルーフィンは指摘した。

原題:Intel Gain Brings AMD Pain as Report Touts 10-Nanometer Strides(抜粋)

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