GEの信用格付け、ムーディーズが引き下げ方向で見直し

  • パワー部門の不透明な見通しがGE全体に影響及ぼす公算
  • 格下げに伴う借り入れコスト上昇は新CEOにとって逆風に
The General Electric Co. (GE) logo is displayed during the company's 2010 annual meeting in Houston, Texas, U.S., on Wednesday, April 28, 2010. Photographer: Aaron M. Sprecher/
Photographer: Aaron M. Sprecher/

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の信用格付けを引き下げ方向で見直している。GEはパワー部門の低迷などで、2018年通期利益が従来予想に届かない見通しであることを1日に明らかにした。

  ムーディーズは2日の発表資料で、GEとその金融部門を格下げ方向で見直しているとし、「1段階の引き下げにとどまらない可能性がある」と説明した。フィッチは前日にGEの格付けをウオッチネガティブに指定すると発表した。

  ムーディーズはGEガスタービン部門の「一段と不透明な見通し」が、GE全体のキャッシュフローと利益の見通しに長期的な影響を及ぼす公算が大きいとも指摘した。ムーディーズが現在GEに付与している格付けは「A2」で、ジャンク級から5段階上。

  GEは1日、ジョン・フラナリー最高経営責任者(CEO)の後任にラリー・カルプ氏を指名。今後の格下げの可能性とそれに伴う借り入れコスト上昇は、この先カルプ氏が抱える困難を増す。GEの時価総額はこの1年で1000億ドル(約11兆3700億円)余り減少した。

  GEは現時点でコメントしていない。

原題:GE Under Review for Downgrade as Moody’s Sees ‘Dimmer Prospects’(抜粋)
GE’s ‘Dimmer Prospects’ Put Credit Ratings at Risk of Downgrade(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE