10月2日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが4日続伸、円はしっかり-イタリア懸念広がる

  2日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇し、ブルームバーグのドル指数は4営業日続伸。イタリア財政や英国の欧州連合(EU)離脱への懸念で、ユーロとポンドは下落した。

  ドルは円を除く主要通貨に対して値上がりし、ドル指数は一時9月11日以来の高水準をつけた。ユーロは対ドルで一時0.6%下げた。イタリア政府は2.4%の赤字目標を堅持するとのディマイオ副首相の話や、ユーロが引き続き同国の通貨だとのコンテ首相発言が材料視され、ユーロは下げ幅を縮小した。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%高。ドルは対円で0.3%安の1ドル=113円64銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1548ドル。

  ポンドはドルに対し下落。日中は3週間ぶり安値の1ポンド=1.2941ドルをつける場面があった。EU離脱を巡る懸念に押された。

  ドルは円に対しては下げ、1ドル=113円53銭で日中安値を付けた。

欧州時間の取引

  ユーロはドルに対し、8月21日以来6週ぶりの安値に下落。イタリア下院予算委員会のボルギ委員長が、同国は独自通貨の導入で財政問題を解決できるだろうと発言したのが手掛かり。イタリア国債利回りもこれを受けて上昇した。
原題:Greenback Rises With Commodities as Yen Holds Firm: Inside G-10(抜粋)
Euro Weakens on Italy as Risk-Off Takes Front Seat: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は総じて下落もダウは最高値、金が高い

  2日の米国株は総じて下落。値動きの大きな一日となった。アマゾン・ドット・コムによる賃金引き上げが小売株に売り圧力を加えたほか、貿易を巡る緊張緩和で、国内志向の小型株は2カ月ぶり安値に下げた。米国債は上昇した。

  S&P500種株価指数は小幅下落。北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を手掛かりに、小型株への売り圧力はこの日も続いた。ボーイングやキャタピラーが上げをけん引し、ダウ工業株30種平均は最高値を更新。インフレ警戒を否定するパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言は、米国株への圧力を強めた。

  • 米国株は総じて下落、ダウ平均は最高値
  • 米国債は上昇、10年債利回りは3.05%
  • NY原油は4年ぶりの高値付近、イランの輸出落ち込む
  • NY金は上昇、5週ぶり大幅高
  •   S&P500種株価指数が前営業日比0.1%未満下げて2923.43 。ダウ工業株30種平均は122.73ドル(0.5%)上げて26773.94ドル、ナスダック総合指数は0.5%低下し7999.55。小型株で構成するラッセル2000種は1%下げた。米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3.05%。

      パウエル議長は、最近みられる賃金上昇ペースの加速を歓迎しつつ、失業率低下で物価が急激に上昇し、積極的な利上げを余儀なくされることにはならないとの自信を示した

      議長はボストンで講演。講演原稿によれば、「賃金上昇は確認された価格インフレや労働生産性の伸びとおおむね整合しているため、労働市場の過熱を示唆しない」と述べた。「また、賃金の伸び率上昇だけでは、必ずしもインフレ的とは言えない」と続けた。  

      アマゾンは米国と英国の全従業員を対象に最低賃金を引き上げると発表した。11月1日付で時給15ドル(約1700円)に引き上げられる最低賃金は、25万人以上の米従業員に適用される。英従業員の時給はロンドンで10.50ポンド(約1550円)、それ以外の地域では9.50ポンドに引き上げられる。

      原油先物相場は4年ぶり高値付近。米国による制裁再開を控え、イラン産の原油およびコンデンセート(超軽質原油)の輸出量が落ち込んだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は7セント(0.09%)安の1バレル=75.23ドルで引けた。

      金先物相場は5週ぶりの大幅高。イタリア財政を巡る混乱を受け、安全逃避先としての需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.3%高の1オンス=1207ドルで終了。8月24日以来で最大の上げとなった。
    原題:U.S. Stocks Edge Lower, Dollar Gains With Metals: Markets Wrap(抜粋)
    PRECIOUS: Gold Posts Biggest Gain Since August on Italy Angst(抜粋)
    U.S. Gas Advances for Second Day as Heat Seen Boosting Demand(抜粋)
    Fed’s Powell Downplays Inflation Risk With Expectations Anchored(抜粋)
    Amazon Raises Minimum Wage for All U.S., U.K. Employees (1)(抜粋)

    ◎欧州債:イタリア債が下落、政治家の独自通貨発言で

      2日の欧州債市場では、イタリア債が政治家の発言で下落。ただ、スペインやポルトガル債に影響が広がる兆しは見られなかった。

    • イタリア下院予算委員会のボルギ委員長が、同国は独自通貨を導入すれば財政問題を解決できるだろうと発言した後、国債が急落
      • ボルギ氏はその後、イタリアがユーロ圏を離脱する計画は全くないと述べた
      • イタリア10年債とドイツ10年債のスプレッドは300ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を超えた。イタリア5年債と30年債のスプレッドはフラット化し、100bpを試す勢い
    • ドイツ債は安全への逃避で資金が集まり、利回り曲線はブルフラット化。イタリアの政治が引き続き注目を集めている
    • 英国債はドイツ債を0.5bpアウトパフォーム。ジョンソン前外相が保守党大会で行った演説で波乱は起きなかった
    • ドイツ10年債利回りは前日から4bp低下の0.43%、フランス10年債利回りは4bp下げて0.79%、イタリア10年債利回りは12bp高い3.42%
    • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

    原題:Italian Bonds Drop on Euro Rhetoric ; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

    (NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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