安倍政権、女性活躍うたうも閣僚は1人ー大変心配と野田氏 (1)

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  • 過去と比べて比率が少ないことは認めざるを得ない-安倍首相
  • 女性閣僚1人は12年の政権発足後最少、過去には5人起用の時期も
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
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2日発足した第4次安倍晋三改造内閣では、女性閣僚が片山さつき地方創生担当相1人にとどまった。女性活躍を掲げる安倍政権だが、2012年の発足後、女性閣僚の数は最も少ない。

  安倍首相は初閣議前の記者会見で、女性登用について問われ、「過去と比べて内閣における女性の比率が少ないことは認めざるを得ない」と説明。片山氏には「2人、3人分もある持ち前の存在感で女性活躍の旗を高く掲げてほしい」と語った。

  「日本は女性活躍の社会がスタートしたばかりだ」とも強調したが、発足当初も女性閣僚は2人いた。14年9月の内閣改造で一時、5人が入閣したが、その後は減少が続いた。自民党三役でも12年から総務会長に野田聖子氏、政調会長に高市早苗氏を起用。16年8月に稲田朋美氏が政調会長を退任した後、女性の登用はない。

  改造前に総務相を務めた野田氏は2日の記者会見で、「安倍内閣が6年前に復活した時の1丁目1番地は女性活躍だ」と強調。女性閣僚の数に関して「減り続けているので、大変心配している」と苦言を呈した。

  野田氏は「政治の中で一番足りていないのがダイバーシティー(多様性)だ」とし、今年4月に女性の政治参加を後押しする政治塾を地元の岐阜市で開講。「少しでも効率よく」女性が政治の世界で力を発揮できる環境を作りたいと訴えていた。

  立憲民主党の福山哲郎幹事長は2日、改造内閣の顔ぶれについて「女性の活躍とあれだけ言いながら、1人しか入閣していない」と指摘した上で、「女性が1人しかいないかく(内閣)」だと批判した。

(最終段落に立憲民主党・福山幹事長の発言を追加し更新します.)
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