川崎重:「空飛ぶクルマ」開発の検討を開始-将来的に運航も視野

  • 電動の垂直離着陸機で将来的には物の運送や人の送迎が可能に
  • 20年代半ばまでに貨物輸送用機体を開発、30年代には無人化

川崎重工業はヘリコプターなどの航空関連技術を発展させ、次世代の乗り物とされる電動の垂直離着陸機(VTOL)の研究・開発の検討に乗り出す。同社はこれまでヘリコプターや航空機の機体開発や製造に特化してきたが、今回のVTOL開発では運航までを視野に入れる。

  同社の航空宇宙システムカンパニーのヘリコプタプロジェクト本部、山本毅広副部長が2日、都内で開催された「空の移動革命に向けた官民協議会」で事業案を発表した。説明によると、電動化したヘリコプターと航空機を組み合わせたコンセプトで、最終的に自動制御可能な機体を開発する方針だ。

  構想では、2020年代半ばまでに遠隔操作で貨物などを輸送できる機体、20年代後半にはモーターと内燃機関のハイブリッド駆動型ローターで有人操縦する機体、30年代には離着陸から飛行まで完全に自動制御できる機体の開発を目指す。

  山本氏は「機体運用を含めオペレーター事業まで検討したい」と述べ、運航事業者としての役割も視野に入れていることを明らかにした。

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