豪中銀:主要政策金利を据え置き-不動産価格下落の影響注視

更新日時
  • オフィシャル・キャッシュレート、市場の予想通り1.5%に
  • 20年後半になるまで豪中銀の利上げはなさそうだとエコノミスト

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は2日、主要政策金利を過去最低に据え置くことを決めた。豪経済は力強い成長と雇用の伸びを示しているが、同中銀は不動産価格の下落が経済に及ぼす影響を見極めようとしている。

  ロウ総裁率いる豪中銀はオフィシャル・キャッシュレートを市場の予想通り1.5%に据え置いた。シドニーの住宅価格は年率で6.1%下げており、全国的にも過去1年にわたり下落。資産価値の下落が家計の消費支出の抑制を招くかどうかが、重要な問題となっている。

  同総裁は発表文で「シドニーとメルボルンの住宅市況は沈静化が続いている」と分析。「住宅ローン金利はなお低水準にとどまり、信用の質の高い借り手を奪い合う激しい競争がある」と指摘した。

  キャピタル・エコノミクスの豪州担当シニアエコノミスト、マーセル・ティエリアント氏は「信用状況の逼迫(ひっぱく)と住宅価格下落の影響はまだ十分表れていないと考えている。つまり労働市場のタイト化は緩やかなペースにとどまり、インフレも大きく加速しないということだ。われわれの見解では、2020年後半になるまで豪中銀の利上げはなさそうだ」と指摘した。

原題:Australia Holds Key Rate as Housing Downturn Threatens Consumers(抜粋)

(総裁発言を差し替え、エコノミストのコメントを追加して更新します.)
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