【米国株】大型株に買い、原油は4年ぶり高値

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  • ラッセル2000指数が低下、S&P500は朝方の勢い続かず
  • 新NAFTAで多国籍企業の株価は上昇、小型株は軟調
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株はまちまち。北米の新貿易協定が期限直前の合意にこぎ着けたことを受け、多国籍に展開する企業の株が買われ、大型株が上昇する一方で国内志向の小型株は売られた。米10年債は下落。一時、この日の安値から値を戻していたが失速した。

  • 米国株はまちまち、大型株は買われ小型株は下げる
  • 米国債は下落、10年債利回りは3.08%
  • NY原油は4年ぶり高値、世界的な供給懸念
  • NY金は下落、北米貿易交渉の合意で安全逃避需要減退

  S&P500種株価指数は上昇して取引を終えたものの、下げた銘柄は上昇銘柄を上回った。ボーイングを中心に大型株が上昇。小型株が中心のラッセル2000指数は1.5%超の下げだった。トップが交代したゼネラル・エレクトリック(GE)は大幅高。テスラも高い。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が監督当局と和解したことが好感された。

  S&P500種株価指数が前営業日比0.4%高の2924.59。ダウ工業株30種平均は192.90ドル(0.7%)上げて26651.21ドル、ナスダック総合指数は0.1%低下し8037.30 。米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.08%。

  米国とカナダの貿易交渉が妥結、メキシコを含めた3カ国協定の枠組みが維持されることになった。3カ国首脳が11月末までに年間1兆ドル規模の域内貿易に関する新協定に署名する準備が整った。

  米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とカナダのフリーランド外相が発表した30日の共同声明によれば、3カ国は24年前に締結された北米自由貿易協定(NAFTA)を新たな協定に置き換えることで合意した。新協定の名称は米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)となる。

  GEは新たな最高経営責任者(CEO)兼会長に取締役会メンバーのラリー・カルプ氏を指名した。ジョン・フラナリー氏がCEO兼会長には就いてから1年余りでの交代となった。カルプ氏は米ダナハーの構造転換を成功させたとしてウォール街で高く評価されている。

  原油先物相場は大幅上昇。約4年ぶりの高値をつけた。イランとベネズエラからの供給懸念に加え、米国での掘削減速が買いを促した。

  米国が制裁でイラン産原油の購入停止を各国に求める中、トランプ大統領はサウジアラビアのサルマン国王と電話会談し、相場安定に向けた供給維持などを協議。また米国では原油掘削リグの稼働数が2週連続で減少し、生産減速の可能性が示された。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は2.05ドル(2.8%)高の1バレル=75.30ドルで引け、2014年11月24日以来の高水準。ロンドンICEの北海ブレント12月限は2.25ドル高い84.98ドル。

  金先物相場は下落。新たな貿易協定の合意が成立したことから、安全逃避先としての金需要が損なわれた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%安の1オンス=1191.70ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Mixed on Trade Deal; Bonds Advance: Markets Wrap(抜粋)
PRECIOUS: Gold Falls on Trade Deal After Worst Run in 21 Years(抜粋)
Oil Surges to Highest Since 2014 as Global Supply Concerns Mount(抜粋)
USTs Bear Steepen Ahead of IG Issuance; Futures Volume Below Par(抜粋)
U.S, Canada Agree to Nafta Replacement That Includes Mexico (1)(抜粋)
GE Taps Culp to Replace CEO Flannery, Will Miss Profit Guidance(抜粋)

(第4-6段落を加えます.)
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