スタンダードチャータード、罰金15億ドルの可能性-関係者

英スタンダードチャータードはイラン制裁を巡り顧客の違反行為を看過したとして、米当局から15億ドル(約1710億円)程度の罰金を科される可能性がある。複数の関係者が明らかにした。

  罰金額は同行と当局とのこれまでのやりとりに基づく見積もりであり、捜査終結に向けた最終的な議論はまだ始まっていないという。

  スタンダードチャータードがイラン人顧客の事業を手助けしたと米当局がみている問題で、同行は米国と2012年に起訴猶予合意を結び、以来米当局は同行を監視している。米国は14年、同合意を延長した。同行は引き続き捜査に協力していると声明で明らかにした。

  米司法省とニューヨーク州金融サービス局(DFS)、マンハッタン地検など複数の司法・規制監督機関による合同捜査は終結し、年内に措置を発表する可能性があると、事情に詳しい関係者がブルームバーグに8月に明らかにしている

  関係者の1人によると、新たな罰金の可能性の対象となっているのは、スタンダードチャータードがドバイ部門を通じてイラン関係団体の送金を許したかどうかについて。同行が今年提出した書面によると、当局が捜査しているのは同行の「運営と管理における過失が、イランに利害関係を持つ顧客によるスタンダートチャータードを通じた2007年以降の送金につながったのか、またそうした過失が米国の関係当局に2012年の時点でどこまで共有されていたのか」だという。

原題:StanChart Said to Brace for New Iran Fine of About $1.5 Billion(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE