IMF、世界経済見通しを下方修正へ-貿易戦争で

  • 世界経済の成長リスク、一部は顕在化しつつある
  • 保護主義的な主張、現実の貿易障壁に変わってきている

国際通貨基金(IMF)は世界経済の成長見通しを近く下方修正する。ラガルド専務理事は貿易紛争と金融状況のタイト化が見通しを暗くしていると警告した。

ラガルドIMF専務理事

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  IMFは7月の世界経済見通しで、今年と来年の成長率をそれぞれ3.9%と予測した。だがラガルド専務理事はワシントンで、もはやそれほど楽観的ではないと示唆した。IMFはインドネシアのバリで開かれる年次総会開会に先立ち、9日に最新の世界経済見通しを発表する。

  準備書面によると、ラガルド専務理事は「半年前、私はリスクの予兆があると指摘した。現在、そのリスクの幾つかは顕在化し始めた」と論じた。

  世界経済は依然として7年ぶりの高いペースで拡大を続けていると認めつつ、最近の経済指標は減速を示唆していると述べた。

  保護主義的な主張が「現実の貿易障壁」に変わりつつあり、企業と消費者の間に不透明性が広がっていると指摘。ドル上昇と金融状況のタイト化で多くの新興国は厳しさが増していると語った。

原題:Lagarde Says World Growth Outlook Dimming as Trade War Escalates(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE