サウジが19年に支出拡大へ-原油高が追い風、経済成長てこ入れ目指す

  • 政府は19年の公共支出を1兆1060億リヤルに増額へ
  • GDP伸び率は今後3年間2.5%を下回る見通し

サウジアラビアは来年の公共支出を当初見通しより増やす計画だ。当局は原油高の機会を利用し経済成長や雇用の促進を目指す。

  ジャドアーン財務相は9月30日、公共支出が2019年に1兆1060億リヤル(約33兆7000億円)に達する見通しを示した。これは政府が昨年予想した水準を1000億リヤル上回る。当局は21年までに支出を1兆1700億リヤルに拡大する見込みだという。

  同財務相はリヤドで記者団に対し、「経済成長を促進する政府の決意について明確なメッセージを今回の声明から民間セクターが読み取ることを期待する」と述べ、「景気が拡大し、民間セクターが活力を得て若者の雇用が創出されるのを確実にしたかった」と付け加えた。

  世界最大の産油国であるサウジは2014年の原油価格急落を受けて景気減速に見舞われ、財政赤字削減策や非原油収入の拡大策が企業景況感を圧迫している。サウジ国民の失業率は約10年ぶりの高水準にある。

  政府予測によると、18年の国内総生産(GDP)は2.1%増と、昨年の0.9%減から好転する見込みだが、21年までは2.5%を下回る伸びにとどまる見通し。国際通貨基金(IMF)のデータによると、2000ー14年の平均伸び率は4%だった。

原題:Saudis Target Higher Spending to Bolster Economic Growth (1)(抜粋)

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