20年末までの米リセッション入り、3分の2が予想

  • 19年の米リセッション入り約10%が想定、56%は20年と回答
  • 最大の成長リスクは貿易政策-金利上昇や株価急落との見方も

米経済は2020年末までにリセッション(景気後退)入りするとエコノミストの3分の2が予想していることが、全米企業エコノミスト協会(NABE)の最新調査で分かった。最大の成長リスクは貿易政策だと参加者の多くが指摘している。

  NABEが1日公表した調査によると、次の米リセッションが始まるのは2019年と約10%が予想。56%が20年、33%が21年以降とみている。調査は8月28日-9月17日に予測担当者51人を対象に実施された。

  最大の下振れリスクについては、41%が貿易政策と回答。次いで18%が金利上昇で、株価急落やボラティリティー(変動性)との見方も同率の18%だった。

  アトランタ連銀の調査局長でNABEの調査責任者も務めるデービッド・アルティグ氏は発表資料で、「貿易問題がパネリストらの見解に影響しているのは明らかだ」と指摘した。

  貿易懸念を別にすれば、エコノミストは今年の米経済について楽観的な見方をやや強めており、インフレ調整後の国内総生産(GDP)伸び率の予想中央値は2.9%と、6月時点の予想の2.8%から上昇。19年の成長予想は2.7%で、変わらずだった。

  NABE調査の回答者はまた、米金融当局が年内にもう1回利上げした後、来年には3回利上げするとの見通しを示唆。当局が26日に公表した最新の経済予測に合致した形となっている。

原題:Two-Thirds of U.S. Business Economists See Recession by End-2020(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE