新発30年・40年債利回りが今年最高を更新、オペ減額観測で売り優勢

  • 30年債利回り0.92%、40年債利回り1.09%にそれぞれ上昇
  • 日銀オペ方針、スティープ化や変動率上昇を狙ったもの-野村証
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

債券市場では残存期間が30年や40年などの超長期国債利回りが今年の最高水準を更新している。日本銀行が先週末に発表した10月の国債買い入れ方針で、残存25年超の1回あたり購入額のレンジを下げたことで、同ゾーンを中心に買い入れ額を減らすとの観測から売りが優勢になっている。

  30年物国債の59回債利回りは0.92%と、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値を1.5ベーシスポイント(bp)上回り、新発30年債としては2017年7月以来の高水準を付けた。40年物国債の11回債利回りは1.09%と、新発40年債として昨年10月以来の高水準を更新している。

  野村証券の松沢中チーフ・マクロ・ストラテジストは、「日銀の10月オペ計画は市場想定通り25年超のレンジ引き下げのみであったが、そもそも9月に減らした中期や長期オペの回数をそのまま据え置いたことは、日銀の9月の減額が単に日程的な問題ではなく、スティープ化・ボラティリティー上昇を狙ったものであることを明確にしている」と指摘した。

10月の日銀オペ方針の記事はこちらをご覧下さい。

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