経営難の印IL&FS、資金確保-オリックスなど株主が資金調達承認

  • IL&FSは最大2360億円の非転換社債発行へ
  • 再建計画の取りまとめでアルバレス・アンド・マーサル起用

資金難に陥っているインドの金融機関インフラストラクチャー・リーシング・アンド・フィナンシャル・サービシス・リミテッド(IL&FS)は事業を継続するための資金を確保した。株主が社債・株式発行などを通じた同社の資金調達計画を承認した。同社が最近、債務支払いを履行できなかったことから、同国金融市場への負の連鎖が懸念されていた。

  株主は、非転換社債発行を通じて最大1500億ルピー(約2360億円)を調達するほか、借り入れ上限を40%引き上げ3500億ルピーとし、ライツイシュー(株主割当増資の一種)を可能にするために株式資本を拡大する計画を承認した。

  IL&FSの債務総額は126億ドル(約1兆4300億円)で、その61%は他の金融機関からの融資。インドのインフラプロジェクトに資金を提供しており、同国中央銀行からシステム上重要と見なされている。8月にコマーシャルペーバー(CP)が不履行となり、同社に投資する投信を買っている個人投資家の間に懸念が広がった。また銀行や投信・年金ファンドの運用マネジャーらはさらなる損失を見込まざるを得なくなった。

  IL&FSの最大株主はインドの保険最大手ライフ・インシュアランス(LIC)で、第2位株主は日本のオリックス。アブダビ投資庁やインド住宅金融最大手HDFCも出資している。

  IL&FSはまた、再建計画を取りまとめるためアルバレス・アンド・マーサルを起用した。

原題:$2.1 Billion Lifeline for Indebted Indian Lender to Calm Markets(抜粋)

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