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中国:9月の製造業PMI悪化、米中通商対立の影響映す

  • 製造業PMIは50.8、予想51.2-輸出向け新規受注は16年以来の低さ
  • 非製造業PMIは上昇、サービスと建設に対する需要は依然堅調

中国の製造業活動を測る2つの指標が9月に悪化し、景気減速や米国との貿易戦争の影響をうかがわせた。

  国家統計局が30日発表した9月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.8と、8月の51.3から低下し、ブルームバーグのエコノミスト調査の中央値51.2を下回った。一方、財新伝媒が発表した9月の製造業PMIは50と、前月の50.6から低下し、2017年5月以来の低水準。財新の指数は比較的小規模な民間企業のセンチメントをよりよく反映するとされる。50は拡大と縮小の分かれ目。

  米中の通商対立を巡る協議の難航は、トランプ米大統領の警告通り、米国の追加関税の対象とされる中国製品がこれまでの2500億ドル(約28兆4000億円)相当からさらに増える公算が大きいことを意味する。外需に期待する余地が乏しい中で、中国経済の見通しは今年導入された目標を絞った景気刺激策の効果に一段と左右されそうだ。

  製造業PMI指数の輸出向け新規受注は48と、4カ月連続で50の節目を下回り、16年以来の低水準を記録した。

  IHSマークイットのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、ラジブ・ビスワス氏(シンガポール在勤)は、「国家統計局の製造業PMIが9月にさらに低下したのは、米中貿易戦争が中国製造業の輸出セクターに対して影響を強めていることの表れだ。中国政府が経済成長を支えるため一層の刺激策を講じるかもしれないが、同セクターの短期的な見通しは依然として弱い」と指摘した。

September worse than expected for Chinese manufacturing but expansion continued

  一方、非製造業PMIは54.9に上昇。サービスと建設に対する国内需要が、国外からの経済への逆風を一部緩和するのに十分な強さを維持していることを示している。

原題:Trump Is Hurting China’s Factories With Stimulus Hit Yet to Come(抜粋)

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