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イタリア格付け、来月にも主要格付け会社が引き下げか-予算案に懸念

  • ムーディーズの格下げはほぼ確実-ソシエテ・ジェネラル
  • フィッチは財政赤字2.2%を前提に8月に見通し引き下げ

来年のイタリア財政赤字を国内総生産(GDP)の2.4%とする政府予算案は、欧州連合(EU)との衝突を招くだけにとどまらず、イタリアの格付けを脅かす恐れもある。

  ソシエテ・ジェネラルの欧州金利戦略責任者のキアラン・オヘーガン氏は、「ムーディーズの格下げはほぼ確実だ」と予想するリポートを電子メールで配布した。

  主要3社のイタリア格付けは、いずれもジャンク級(投機的格付け)から2段階上。ゴールドマン・サックス・グループの債券シニアストラテジスト、シルビア・アルダーニャ氏は、1段階でも格下げがあればイタリア資産への圧力が増すとの見方だ。

  ムーディーズ・インベスターズ・サービスはイタリアの格付け見通しをすでに「ネガティブ(弱含み)」としており、10月に見直しを発表するとみられる。ムーディーズ広報は格付け変更の可能性についてコメントしないとし、「格付けに関して発表がある場合には、規制上のルールに従って行動する」と述べた。

  フィッチ・レーティングスは8月31日にイタリアの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたばかりで、今回の予算案ですぐ行動を取る可能性は低いかもしれない。見通し引き下げの時点でフィッチが織り込んだ前提は、来年の財政赤字がGDP比2.2%、2020年が同2.6%だった。ディマイオ副首相は28日、20年の財政赤字が2.4%、その翌年も同水準を見込んでいると語った。

  S&Pグローバル・レーティングは10月26日に、イタリアの格付け見直しを発表する予定。同社広報とは今のところ連絡が取れていない。

原題:Italy Credit Rating Called Into Question on Government Deficit(抜粋)

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