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イタリア:ウニクレディトなど銀行株取引停止、国債急落ーEUは警告

  • 財政赤字膨張見通しでイタリア指標株価指数は2年ぶりの大幅安
  • EU規則に反し、ルール無視の予算-モスコビシ欧州委員

イタリアでは28日、ウニクレディトやインテーザ・サンパオロなど複数の銀行株が急落して一時取引停止となり、イタリア株の指標のFTSE・MIB指数は2年で最大の下落を演じた。

  連立政権を構成するポピュリスト2政党の指導者であるサルビーニ、ディマイオ両副首相がトリア財務相を押し切り、来年の財政赤字見通しを国内総生産(GDP)の2.4%に設定した。欧州連合(EU)欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は、イタリアが危険な賭けに出ようとしていると警告した。

Luigi Di Maio celebrates on Sept. 27

ディマイオ副首相

フォトグラファー:Alessia Pierdomenico / Bloomberg

  国債相場は急落し10年債の利回りは一時37ベーシスポイント(bp)上昇の3.26%となった。ドイツ債とのスプレッドは3週ぶりの大きさ。

  モスコビシ委員はBFMテレビとのインタビューで、「GDPの132%の債務を抱えるイタリアが財政拡大と景気刺激の道を選んだ」とし、「EUの規則に反し、交通ルールを無視しているような予算だ」と言明。「欧州委員会とイタリアの間に危機が生じることに全く利益はないが、イタリアがルールを守らず、公的債務を削減しないのもわれわれの利益にならない。イタリアの公的債務は引き続き爆発的だ」と語った。

Europe’s Biggest Debtor

Italy has more public debt than any other EU country

Source: Eurostat, 2017 data

原題:Italy on Risky Path, EU Warns, as Bank Stocks Suspended in Milan(抜粋)

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