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ドル・円は9カ月ぶり高値、堅調な米経済が支え-一時113円台後半

更新日時
  • 昨年12月21日以来の水準となる113円64銭まで上昇
  • 米雇用統計にかけて買われやすく、114円乗せも-三井住友信託銀

東京外国為替市場のドル・円相場は続伸。堅調な米経済を背景とした前日の海外時間からのドル買いの流れが継続し、約9カ月ぶりの高値を付けた。

  ドル・円相場は28日午後3時15分現在、前日比0.1%高の1ドル=113円54銭。午後に入り一時113円64銭と昨年12月21日以来の水準までドル高・円安が進んだ。ただ、9月の最終営業日で月末や期末に絡んだ需給が交錯する中、値動きは限定的となり、日中の取引レンジは30銭にとどまった。

ドル・円、114円の大台も視野に

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット西日本営業推進チームの西田朋広チーム長は、「目先は北朝鮮の問題や米中貿易問題が焦点から外れており、それを手掛かりにしたドル・円の売り持ちが解消されやすい。前日に年初来高値を超えてきたことや米ファンダメンタルズの好調さも支えになっている」と分析。その上で、「米ISM(供給管理協会)景況感指数などセンチメント系の指標は堅調が見込まれ、米雇用統計までは買われやすく、114円を試すことになりそう」と予想した。

  米国では10月1日に9月のISM製造業景況指数、5日には9月の雇用統計の発表が予定されている。

  三井住友銀行市場営業部NYトレーディンググループの下村剛グループ長も、米ファンダメンタルズの強さやグローバルなリスクセンチメントの強さを指摘した上で「9月末の需給をこなせば、市場は上攻めしたがっているように見え、目先は大台である114円をめどに上値をどこまで伸ばせるかが焦点」と述べた。

  ユーロは同時刻現在、対ドルで前日比ほぼ横ばいの1ユーロ=1.1640ドル。対円では0.1%高の1ユーロ=132円16銭。

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