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ペトロブラスがブラジルと米当局に970億円支払いへ-汚職捜査終結で

  • 「洗車作戦」と呼ばれる汚職捜査に区切りをつけるため支払いに同意
  • 米国の海外腐敗行為防止法への違反を認めた

ブラジル石油公社(ペトロブラス)は汚職疑惑を巡ってブラジルおよび米国当局が提起した問題を解決するため8億5320万ドル(約970億円)を支払う。ペトロブラスには同社の幹部が政治家への贈賄を促し、その事実を投資家に隠したとの疑惑があった。

  ペトロブラスが27日発表した資料によると、支払いの大部分に当たる6億8200万ドル余りがブラジル連邦検察当局に納められ、残る1億7100万ドルは米司法省と米証券取引委員会(SEC)の間で折半される。同社は帳簿や記録が正確でなかったとして、外国政府当局者への贈賄を禁じた米国の海外腐敗行為防止法(FCPA)に違反したことを認めた。

  27日のサンパウロ市場でペトロブラスの株価は6.3%高の21.46レアルと、3カ月で最大の上昇となった。ムーディーズは今回の合意について、格付けへの影響はないものの支払額が当初の予想を大きく下回るとしてクレジットポジティブだと指摘した。

  これまで検察当局は、ペトロブラス関係者に他社が事業獲得を目的に支払いをしていたとされる汚職の捜査で同社が中心的存在だと主張。「洗車作戦」と呼ばれるこの汚職捜査は約5年前に始まり、建設会社や銀行、造船会社、有力政治家が巻き込まれた。

  ペトロブラスのガバナンスおよびコンプライアンス(法令順守)責任者ラファエル・メンデス氏は石油・ガス会議の場で「今回の合意で捜査は完全に終了した。われわれはぺージをめくりつつある」と述べた。

原題:Petrobras Agrees to Pay $853 Million to End ‘Carwash’ Probes (3)(抜粋)

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